聖蹟桜ヶ丘 居酒屋どこまで使える
時代を遡れば遡るほど、人々は、食料の獲得に時間を費やしてきました。
その効率化を図って、採集・狩いう基本的な問題があるのです。
そして、それらはすべて地球の大地上で繰り広げられる、という点に食と大地の密接な関係が認められるのです。
「文化」の定義食事文化研究の第一人者である元国立民族学博物館館長のIさんによれば、人間とは料理をし、共食をする動物だ、ということになります。
人間は、ある段階から、食べ物をそのままではなく、手を加えて食べるようになりました。
たとえば火の利用です。
生肉のままでは、腐りやすく危険が伴いますが、火に通すと全に、しかもおいしく食べられることを知りました。
また食べやすい形や大きさにすることも、立派な料理です。
食べやすく、しかもよりおいしく食べるための工夫を始め猟・漁携・牧畜・遊牧・農耕といったシステムを創り上げてきました。
これらのシステムは、一つの文化をなしています。
ところで文化とは何でしょうか?少しこの問題を考えてみましょう。
文化の定義をめぐっては、実にさまざまな議論がありますが、文化人類学的な観点からは、人間が後天的に学習した知識・技術の体系、ということができます。
ここでは、後天的に、という部分が重要です。
先天的、つまり動物としての本能としてではなく、生まれたのちに人間としての集団生活のなかで、後天的に身に付けていくものが文化なのです。
たとえば、眠ること自体は文化ではありませんが、どのように眠るか、が重要です。
寝間着を着る、枕を使う、布団に寝る、ベッドで寝る、これらは疑いなく文化なのです。
同じように、食べるという行為自体は文化ではありませんが、どのように食物を得るのか、それをどう分けるのか、どう保存するのか、どうやって食べるのか、いつ食べるか、だれと食べるか、どこで食べるか、これらはすべて文化なのです。
もちろん料理や調理器具・食事道具も、文化の一部です。
人類史的には、食事に一定のスタイルが与えられた段階で、食そのものが文化となったのです。
食料の獲得と分配。
二○○○年の三月、熊本県八代郡の山中で猟師たちがイノシシを解体するところに出会いました。
狩りの獲物を、猟師たちが平等に分けることは聞いていました。
しかし、それは頭のなかだけでの理解でした。
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